こんにちは。
毎日蒸し暑い日が続いていますね。
今回は、6月から夏にかけてよく見かける「夏の和菓子」について、少し書いてみたいと思います。
夏の和菓子
暑さが増してくるこの季節になると、見た目にも涼しげで、口当たりの良い和菓子が恋しくなりますね。
水まんじゅうや葛菓子、錦玉羹など、つるんとした食感の和菓子は、夏ならではの楽しみのひとつです。
6月の和菓子「水無月」
6月の和菓子といえば、やはり「水無月」ですよね。
この「水無月」は、実は家庭でも比較的手軽に作ることができます。
以前にも、「水無月」の由来について書いていますので、よろしければこちらもご覧ください。
小豆には、古くから「邪気を祓う」「厄除け」の意味があるとされており、
この暑い季節に、暑気払いとして平安時代から親しまれてきた和菓子です。
当時の京都の宮廷では、夏に氷を食べる風習があったそうですが、
一般の人々にとって氷はとても貴重なものでした。
そこで、外郎(ういろう)を三角形にして氷に見立て、その上に邪気払いの意味を込めた小豆をのせて食べたのが、「水無月」の始まりといわれています。
この時期は、食材も傷みやすく、湿気も多くなる季節。
昔の人たちも、こうした和菓子に願いを込めて、無事に夏を乗り切ろうとしていたのかもしれませんね。
私は毎回、薄力粉と上新粉、そして少量の本葛を使って外郎を作り、上に甘納豆をのせて仕上げています。
確かに、この季節はどうしても食材が早く痛んでしまったり、カビが生えやすく、また台風も多い地方では特に暑気祓いをしたいものですよね。
「水無月」の保存
この水無月は、残念ながらあまり日持ちがしない和菓子です。
できれば、作ったその日、もしくは翌日中にいただくのがおすすめです。
とはいえ、作りすぎてしまった時などは、冷蔵庫で保存することもできます。
ただし、冷蔵保存の場合でも、なるべく2〜3日以内には食べきるようにしたいですね。
冷蔵庫に入れておくと、どうしても少し固くなってしまいますが、
そんな時は電子レンジで軽く温めると、やわらかさが戻ってきます。
作りたてとはまた少し違った食感になりますが、それもまた美味しく感じられます。
以前、名古屋のお土産で外郎をいただいたことがあり、食べきれずに冷蔵庫に入れておいたのですが、やはり固くなってしまいました。
そこで少し温めてみたところ、とてもやわらかくなり、思いがけず美味しくいただけたのを覚えています😊
また、どうしてもすぐに食べきれない場合は、食べやすい大きさに切り分けて、しっかりラップで包み、空気が入らないようにして冷凍保存することも可能です。
食べる際は、自然解凍したあと、お好みで軽く温めると、より美味しくいただけます。
ご家庭で作るのも楽しいですが、手軽に味わえる水無月もあります。👇
|
|
「水ようかん」
夏の和菓子として、もうひとつ手軽に楽しめるのが「水ようかん」です。
水ようかんは、わざわざ家庭で作らなくても、スーパーやコンビニでも手軽に購入できますし、お中元などの贈り物としてもよく見かけますよね。
ひんやりとして口どけがよく、暑い季節にぴったりの和菓子として、夏の定番のように感じられます。
ただ実は、この水ようかん、地域によっては冬に食べる習慣もあるそうです。
もともとはお節料理のひとつとして用いられていたともいわれ、年末には、邪気を払う破魔矢に見立てた「矢羽模様」の羊羹が、和菓子店で販売されていたそうです。
現在では水ようかんは夏の季語として知られていますが、かつては寒い季節の気温を利用して冷やし固めていたため、冬のお菓子でもありました。
その後、冷蔵庫が普及したことで、夏でも気軽に冷たい水ようかんが楽しめるようになり、今のように「夏の和菓子」として親しまれるようになったようです。
福井県や栃木県などでは、今でも年末になると水ようかんを販売する和菓子店が多く、地域ごとの食文化の違いも感じられますね。
水ようかんは、やわらかく、さらりとした口どけが特徴ですが、寒天の量が少ないため、一般的な羊羹とは少し作り方にコツがあります。
熱いうちにそのまま型に流し入れてしまうと、餡が沈んでしまい、2層に分かれてしまうことがあるため、鍋の中で混ぜながら、少し冷ましてから型に入れるのがポイントです。
私は、いったん鍋の水ようかんを別のボウル(または小鍋)に移し、
さらに水を張ったボウルに重ねて、混ぜながらゆっくり冷ましています。
そして、少しとろみが出てきた頃に型に流し入れ、まずは室温で冷まし、その後冷蔵庫でしっかり冷やし固めています。
こうしているうちに、朝から作っていた水ようかんが、ちょうどよく冷えて固まってきました😊
今回は、こしあんに加えて、少し残っていた粒あんも一緒に使ってみました。
やはり、口どけはなめらかで、さらりとしていて美味しいですね。
作り方もとても簡単で、今回は
水400ml・こしあん250g・粉寒天2.5g・砂糖(ラカントS)17gを使い、甘さを控えめに仕上げました。
水を200mlにして砂糖を加えず、こしあんの甘さだけでも、また違った味わいで楽しめます。
クックパッドなどにも、さまざまな作り方が紹介されていますので、ぜひご家庭でも気軽に作ってみてくださいね。
羊羹にはこの水ようかんのほかにも、蒸し羊羹や栗蒸し羊羹、柚子羊羹など、いろいろな種類があります。
それぞれについては、以前こちらのページでもご紹介していますので、よろしければご覧ください
「葛まんじゅう」「若鮎」
このほかにも、夏の和菓子として「葛まんじゅう」や「若鮎」などがあります。
この和菓子が店先に並び始めると、「あぁ、もう夏だなぁ・・・🎐」と、子供の頃、母とよく和菓子屋さんで買っていた思い出がよみがえります😊
和菓子がお好きな方には、どれもたまらない美味しさですよね。
葛まんじゅうは、冷やしていただくとひんやりとして、つるんとしたなめらかな口当たりがとても心地よく、夏にぴったりの和菓子です。
また「若鮎」は、初夏の頃、鮎の稚魚が清流を泳ぐ季節になると、和菓子屋さんの店頭に並びます。
ふんわりとした生地の中に求肥がはさまれ、見た目も可愛らしく、ひと口いただくと、初夏のさわやかな風景が思い浮かぶようです。
いつか「葛まんじゅう」や「若鮎」も、自分で作ってみたいなと思っています。
忙しい日や、暑さで少し疲れてしまったときには、無理をせず、お店で求めた和菓子でほっとひと息つくのもいいですね。
ひんやりとした水ようかんや葛まんじゅうは、夏のひとときにやさしい癒しを与えてくれます。
|
|
|
|
まとめ
今回は、夏の和菓子として、6月の「水無月」をはじめ、「水ようかん」や「葛まんじゅう」、「若鮎」などをご紹介しました。
このほかにも、「葛切り」や「冷やし白玉ぜんざい」など、暑い季節に嬉しい和菓子はたくさんあります。
また、夏に旬を迎える枝豆を使った、東北地方の郷土菓子「ずんだ餅」もありますね。
昔の人々は、暑さに負けないようにと、和菓子の世界でもさまざまな工夫を重ねてきたのだと感じます。
今年も猛暑になるともいわれていますが、季節の和菓子を楽しみながら、元気に夏を乗り越えていきたいものですね😊









コメント