子供の頃、母がほんの少し茶道をやってたせいもあって、
よく近所の和菓子屋さんで色んな和菓子を買ってきてましたが、
その中でも、「最中」、これが美味しくて( ´艸`)
薄い最中の皮の中に、綺麗な白あんや抹茶あん、小豆あん、
色んな餡がたくさん、ビッシリ入ってて、
その餡のとろける様な舌触りがたまらなく美味しかった記憶があります。
でも、最中ってアイスクリームやソフトクリームも美味しいですよね!
あのパリパリッとした食感、薄い物から
ソフトクリームなどは少し厚めだけど、
その香ばしさとパリパリ感が、
和菓子の最中とはまたちょっと違った美味しさがありますよね( ´艸`)
「最中」の由来
今日はその最中について調べてみました。
そもそも「最中」っていうのは和菓子の世界では「岡物」という種類に属していて、
この岡物というのには他に「州浜」「鹿の子」も含まれるそうです。
最中の皮は、薄く延ばした餅の形を切り揃えて
最中の皮専用の焼き型で焼き上げているそうです。
最中の歴史としては、平安時代にある歌人が、
月の宴の席で詠んだ歌が起源とされている説もあるようですが、
その後、江戸時代に丸く白い柔らかな食感のお菓子が人気が出て、
更に日本橋などで餡子を挟んだ最中饅頭というお菓子が出回り、
これが最中と呼ばれるようになったそうです。
明治時代に入ってからは、丸い形だけでなく、四角い形、小判型、
花の形や色んな形の最中が出回るようになりました。
粒あんの入った最中も美味しいですよね
私は最中に関しては、個人的には粒あんが好きです (;^ω^)( ´艸`)
👈我が町の和菓子屋さんの最中です
ちなみに、この最中も簡単に自宅で白玉粉とコーンスターチで、
オーブンを使って作れるようです。
簡単に自宅で作って、中に餡以外にも、
アイスを入れたり色々楽しめそうですね( ´艸`)
「岡物」とは?
次に、この「岡物」というのは、どういう物でしょうか?
調べてみました。
これは別々に調整した素材などで組み合わせて成形して、
1つのお菓子として仕上げた物だそうです。
火を使わないで台の上でつくられるので
「岡物」と言われるそうですが、
意外と単純な呼び名ですね( ´艸`)
この「岡物」に含まれるのが,
「最中」「州浜」「鹿の子」の3種類です。
「州浜」とは
州浜は、きな粉や大豆を粉末にした州浜粉に、
砂糖や水飴などを混ぜた生地で棒状に作られたお菓子です。
なかなかモッチリとした美味しい味わいです( ´艸`)
入り組んだ浜辺や入江の姿を現した州浜を象った
州浜形に作らられたことから,その名がついたそうです。
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和菓子のネーミングって「浮島」もそうですが、
色んな風景からつけられたものが多いですね😃
「鹿の子」とは
餡玉の周りに蜜漬けにした小豆をつけて、
仕上げに寒天につけてつやをだしたお菓子です。
餡玉は主に求肥を芯にしたり、求肥を餡玉でくるんでいますが、
羊羹を芯にして餡で丸めるものもあります。
鹿の子に使われる豆は、小豆、白いんげん、エンドウ豆など色々です。
小豆が使われているのは「小倉野(おぐらの)」
白いんげんが使われているのは「京鹿の子」とも呼ばれているそうです。
この鹿の子の元は江戸時代、「鹿の子餅」が元になっているようです。
鹿の子って、「かのこ」だけど、子鹿の斑点が由来だそうです。
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