今日は和菓子に使われている小豆の種類と栄養価について調べてみました。
和菓子に使われているのは
餡子・粉・砂糖、この3つで、洋菓子ほど多くは使われていませんが、
餡子を作っている小豆には、なんと、何十ともいう種類の豆があって、
その中からお菓子にあった豆が選ばれているそうです。
粉や砂糖も多く種類があってそれぞれの特徴を活かした和菓子が作られています。
・小豆
小豆はそのままでも(つぶあ餡)、つぶしてこしたりして(こし餡)、
餅や饅頭、羊羹、おはぎ、鹿の子餅など、色んな和菓子に使われています。
粒の大きな「大納言」は小豆の中でもよく知られています。
・白いんげん豆
白餡の材料になるのは、色の白い「白いんげん豆」が使われます。
白いんげん豆は色がつけやすいことなどから、練り切りの材料に良く使われます。
また、果物との相性がいいので苺大福やバナナ大福などにも使われ、
また平らな大粒の豆は甘納豆や煮豆にもよく使われます。
粉
うるち米(2種類)
「上新粉・上用粉」はどちらも「うるち米」を粉にしたものです。
精白したうるち米を洗って乾燥させてから粉にしますが、
その中で、特にきめが細かい物が上用粉で薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)
に使われ、
上新粉は柏餅、草餅、外郎に使われています。
もち米(5種類)
・道明寺粉・・水につけたもち米を蒸して乾燥させたものを粗く砕いたものです。
大阪の藤井寺市にある道明寺で生まれたそうです。
関西風の桜餅として有名ですよね(*^▽^*)
・白玉粉・・・寒晒し粉(かんざらしこ)とも言われています。
もち米を2日間ほど水につけ、粉にしたあと砕いて水を加え、
沈殿したものを圧搾脱水にかける作業を繰り返し、
その後、沈殿物を脱水乾燥し粉にする、という、
かなり手間がかかっている粉です。
白玉・求肥・団子の材料として使われています。
・求肥粉・・・もち米を水洗いし水につけた後、挽いて乾燥させたものですが、
白玉粉と殆ど用途は変わらないです。
特徴として白玉粉より粗く、
羽二重餅・きび団子・ゆべしなどに使われます。
・寒梅粉(かんばいこ)・・・落雁や豆菓子に使われています。
のした餅を焼き挽いて粉にし、ふるいにかけて作られています。
新米を使うことが多く、新米を粉にする時期が梅の花咲く頃という
ことから名付けられたそうです。
・葛 粉・・・葛の根からとったでんぷんを乾燥させたものです。
葛切り・葛餅・葛饅頭などに使われています。
市販されている葛はほとんど、ジャガイモなどのでんぷんを混ぜた
粉が多く使われていますが、
葛のみを使った葛粉は少なく本葛と言われ品質が良く
お値段も高価です。
砂糖
和菓子によく使われる砂糖は4種類あります。
・上白糖・・・1番よく使われている砂糖で甘みも強いのが特徴です。
・白ざら糖・・高級羊羹などに使われています。
上品ですっきりした甘さで、家庭では殆ど使われていないです。
・黒砂糖・・・かりんとう・黒糖饅頭などに使われています。
さとうきびを搾り、煮詰めて作られています。
独特の甘さがありミネラルが豊富に含まれ健康にも良い砂糖です。
・和三盆・・・四国東部で伝統的に作られている砂糖です。
粒子が細かくすっきりしたさと口どけの良さがあり、
高級材料としてだけではのく、固めただけの干菓子としても
知られています。
ほんの3種類、「小豆・粉・砂糖」だけで作られている和菓子ですが、
それぞれに種類が多く、また、製造・製粉には手間のかかる材料が多いですね。
お砂糖の量だけを少し考えながら食べれば小豆もとても健康に良い食材ですから、
カテキンを多く含む緑茶と共に、癒しのひと時を過ごすのにはとても良いおやつですね(*^_^*)
ちなみに小豆はダイエットにもお勧め、特に、便秘症で悩んでいる方には、
お勧めですね(*^▽^*)
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