明けましておめでとうございます。
今年、初めて「花びら餅」を作ってみました。
手順は簡単ですが、餡を包む求肥を平らに薄く延ばすことが予想以上に難しくて、
なんと、15個も作っちゃいました( ´艸`)
でも、必ずしも薄くなくても求肥の好きな人は、
この、もっちりした求肥の美味しさが良い、と喜ばれる人もいらっしゃると思います。
私の姉がそうでした( ´艸`)
今回は「花びら餅」の歴史や由来などを調べてみました。
花びら餅の歴史
平安時代
花びら餅の歴史は1,000年以上も前の平安時代にまでさかのぼるそうです(⊙o⊙)
いくつか説がありますが、その1つには、
平安時代の宮中では、お正月に長寿を願って「歯固めの儀式」というものがあって、
その儀式では、
大根・いのしし・押し鮎(鮎の塩漬け)を、
まっ白なお餅で巻いて食べていたそうです。
おやつではなくて、料理だったようですね
「宮中雑煮」として食べられていたようです。
「歯固めの儀式」
つまり、歯の根をしっかり固めておくことが健康の秘訣とされていたようです。
江戸時代
そして江戸時代になって、平安時代の「歯固めの儀式」に食べられていた
「宮中雑煮」を模した和菓子が広まったのです。
これが「花びら餅」の始まりです。
見るからに華やか、ハレやかですよね (^^♪
ちなみに「雑煮」というのは、
「雑」というのには、ハレの日のお祝いに合う色んな食材を取り揃える、
という意味だそうです。
明治時代
そして明治時代になって、茶道の世界で用いられることが多くなったそうです。
茶道裏千家では1月10日の「初釜」で、振舞われるようになりました。
少し前までは茶道の盛んな京都でよく用いられましたが、
近年では全国的に広まり、お正月のお目出たい席でみられるようになりました。
白いお餅(求肥)に淡く丸いピンク色がほんのり浮き出て、
日の出を連想させてくれますよね😀
特に、名前がまた「花びら餅」なんて、とても素敵ですね🌸
ごぼうが入っているのはなぜ?
平安時代の「葉固めの儀式」で食べられていたのは「押し鮎」ですが、
このゴボウはその押し鮎を見立てたとの説があります。
ゴボウは土の中にしっかり根を張っています、
これが、家の基礎がしっかりしている、長寿を願う、
という意味が込められているようです。
白いお餅の中に、味噌餡を乗せ、その上にゴボウや人参を乗せて頂く、
これって正しく「お雑煮」ですよね、
これが簡略化されてきて和菓子として親しまれることになったようです。
お正月の和菓子「花びら餅」とは?歴史やごぼうの由来をご紹介より引用
1,000年も前から食べられていたと思うと歴史好きな私としては、
なんとも嬉しい和菓子です( ´艸`)
ちなみに今回、私が作ったのは、
白い求肥の上にピンク色の求肥を乗せて、
その上に白味噌餡を乗せ甘く煮たゴボウを乗せて、
白い求肥を折りたたんだものですが、
手順は簡単ですが、白い求肥を薄く平らにすることと、
薄っすらと淡いピンク色が出せるように食紅色の量を調節するのが難しかったです。
白いお餅に薄っすら綺麗なピンク色が透けて見えるようにするのが、なかなか・・😅
あと何回か作ってみようと思ってます😄
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