「春近し」、というものの今日は関東でも雪になるとの予報
朝から春が待ち遠しくてチューリップと桜を創ってみました。
1つづつ見るより4個並べてみると、何となく春の感じかな・・・(;^ω^)
ちょっと春ではないですが秋の「竜胆」も作ってみました。
今回は、和菓子「練り切り」と「干菓子」について詳しく書いてみたいと思います。
和菓子「練り切り」とは「上生菓子、上等な生菓子」のことで、言葉通り一番上等な菓子を指しています
京都では京菓子、関西方面では上生菓子とも言われていますが、味もさることながら、日本の四季や風物詩を表現していて見た目の綺麗なのが特徴です。
最近では、日本の花鳥風月以外にも、季節ごとのバレンタインデーやハロウィーン、クリスマスなどのイベントに合わせたデザインも多く象られています。
生菓子の種類としては練り切りや、きんとんなどを指しますが、茶席で出される菓子で、濃茶の場合はこの生菓子が主菓子として出されますが、その他にも、饅頭、餅菓子、羊羹などボリュームのある菓子も出されます。
薄茶の場合は添え菓子として干菓子が出されます。
干菓子とは
干菓子とは水分の少ない乾燥した和菓子で「乾菓子(ひがし)」とも呼ばれるそうです。
種類としては、落がん・金平糖・かりんとう・煎餅・煎り豆・ひなあられ・おこしなどが含まれます。
干菓子は江戸時代などから茶道の発展とともに用いられるようになってきました。
茶席では薄茶の添え菓子として出されます。
花や鳥などに細工した雲平細工や有平細工などの、見た目の綺麗な形や可愛さを楽しむこともできます。
雲平細工と有平細工とは
雲平細工・・白砂糖にみじん粉とすりおろした山芋を加えて混ぜこねかためた物で作られ、花や鳥、特に松や梅などを象ったものです
コトバンクより引用
有平糖・・「あるへいとう」と呼びます。室町時代にポルトガルから伝わったもので、砂糖に水飴を加えて煮詰め冷やして薄く延ばしたり、色を付けたりして、花や果物の形に細工したり、工芸菓子にもよく使われるお菓子です。
花や葉などの花鳥風月、七福神やひょっとこ、おかめ、鯛やエビ、など他にもお目出たい形があります。
春らしい可愛い物がおおいですよね( ´艸`)
私は干菓子の口に入れた時に舌の上で少しづつとろけていく感触が大好きです、小さいのに口の中いっぱいに、ふんわりと甘さが広がります。
製造直後に水分が20%以下の為、日持ちもするのでお茶席以外に、ちょっとしたギフトにもお勧めしたいです。
バレンタインデーのお返しにもいいのではないでしょうか^.^
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和三盆糖とは
和三盆とは、粒子が細かく上品な甘さと口どけの良さを持つ、四国東部で作られている砂糖です。
普通の砂糖に比べて高級ではありますが、固めただけで干菓子をつくることができるのでお勧めです。
原料は、サトウキビの汁を結晶化させ、盆の上で結晶化させた白下糖に水を加えて練り、粒子をこまかくする研ぎを行って箱に入れて圧搾します。
この作業を繰り返し、最後に乾燥して完成となります。
「盆の上で三度砂糖を研ぐ」という製法から名付けられたそうです。
とても手間暇がかかっていますね、高級なのは無理ないですね( ´艸`)
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まとめ
今回は和菓子練り切りと干菓子について書いてきましたが、いかがだったでしょうか?
和菓子にはホントに多くの種類のお菓子が多いですよね、また、室町時代、江戸時代からと、色んなお菓子が工夫され現在に至ってます。
干菓子の型には木型で色んな種類があるそうですが、現在ではこの木型を作っている職人さんが少なくなっているそうですが、とても惜しまれることですね、大切にしたい物です。
私はまだ自分で干菓子(落がん)を作ったことはありませんが、和三盆糖とフルーツパウダーを使って作れそうなので、近いうちに作ってみようと思います。
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